ジーメンス・シュッケルト D.IVがオークランドに到着!

世界で唯一飛行可能なジーメンス・シュッケルトD.IVがオークランド・アドモア飛行場に到着しました!

ジーメンス・シュッケルト D.IVがオークランドに到着!

ニュージーランド・オークランド郊外にあるアドモア飛行場にコンテナが到着。その中身はなんと、世界で唯一Airworthyな(飛行可能な)ジーメンス・シュッケルト D.IV!


ワナカだけでなくオマカ航空ショーにも顔を出すようになってから複葉機にも興味を持つようになったんだけど、そのオマカ・アビエーション・ヘリテージセンター(Omaka Aviation Heritage Centre)の第一次大戦機を展示しているKnights of the Sky館にジーメンスシュッケルトのレプリカが展示されてあるのを思い出しました。

冬、ヨーロッパのとある丘陵地の木に突き刺さったフランス国旗をまとった複葉機。近くでは、その機体や部品を調べるドイツ兵達。将校らしき人物の脇に止められたドイツの複葉機…そのドイツ機がジーメンス・シュッケルトD.IVでした。流石はハリウッド映画監督であり大の飛行機好きとして知られるピーター・ジャクソン氏の監修だなぁと感動し、展示されている第一次大戦機の中でも特に印象深かったのを覚えています。
このジオラマをずっと見ていると、雪の中そこに自分も居合わせてるような錯覚を覚えるほど。
本物の航空機を贅沢に使ってとにかく巧妙に制作されています。。

最近、ニュージーランドでは第一次大戦機の購入やレストアが相次ぐ感じがしますが、やはり飛行機好きのピーター・ジャクソン監督(特に、第一次大戦機に熱をあげているらしい。)の影響だったり意向だったりというのは否定できてないだろうなぁ。特にオマカ飛行場関連施設の充実度が半端ないような気がします。そして、今オマカ飛行場には人やもの(飛行機)が集まるという好循環に。

ピーター・ジャクソン氏が動態・静態保存が同時にできる博物館を建設。

金にものを言わせて飛行機を買うw(そりゃ、ハリウッドの巨匠ですから)

博物館に寄贈。

飛行場周辺の整備会社にメンテナンスや修理の仕事が入る。

ヴィンテージ機が多いのでレストア専門の会社にも出番がやってくる。

ヴィンテージ機所有者には便利が良いので機体をオマカ飛行場に保存。

人がくる、飛行機もくる。

自治体が飛行場近くに航空関連者向けの住宅を整備。

もっと人がくる、飛行機もくる。(今、ここら辺)

話がそれましたが、この機体もここで耐空検査を受けてしばらく展示された後はマスタートンやオマカへ許定を移すかもしれませんね。


米国・アリゾナ州から遠路はるばるやってきたジーメンス・シュッケルトD. IV・・・さぞかしニュージーランドの青い空が眩しかったことでしょう。
早速、ウォーバード協会の格納庫へ移動。明日から翼の取り付け作業を行うそうです。
割と広い感じの操縦席とシンプルな計器盤。
シリアル番号。

ジーメンス・シュッケルトに関する概要やスペック等はウィキペディアの記事をどうぞ。

(以下、ウィキペディアから転載)

ジーメンス・シュッケルト D.III(Siemens-Schuckert D.III)は第一次世界大戦末期にドイツジーメンス・シュッケルト社で開発された単発のレシプロ戦闘機である。上昇力に優れた機体だったが、登場した時期が遅すぎて戦局に寄与することなく終わった。

概要

ジーメンス・シュッケルト社が自社製のエンジンを搭載した戦闘機として開発したD.II戦闘機の生産型がD.IIIで、1917年末に原型機が完成した。太く短い木製セミモノコック構造の胴体を持ち4翅プロペラに大型スピナーを取り付けた、全体的にやや寸詰まり気味のずんぐりした機体であった。最高速度は180km/hと当時の戦闘機と比較して優れたものではなかったが、上昇性能はすばらしく高度5,000mまで約13分で到達することができた。これは、当時の主力戦闘機が同じ高度に達するまで30分以上かかっていたのに比べて驚異的な数字であった。加えて運動性も良好だった為、ドイツ軍は本機を本国の防衛用の戦闘機として採用した。

1918年1月から就役を開始し、約80機程が生産された。さらに改良型のDIVが4月から就役を開始し、約120機生産された。D.IIIとD.IVの大きな違いは主翼の幅だったが、性能上は大差がなかった。卓越した上昇性能を備えていたが、投入された時期が遅すぎた上に迎撃任務という第一次世界大戦における航空戦上では華々しさに欠ける用途の機体だった為に、大した活躍もなく終戦を迎えることとなった。

スペック

  • 全長:5.70m
  • 全幅:8.43m
  • 全高:2.80m
  • 翼面積:18.8m2
  • 全備重量:725kg
  • エンジン:ジーメンス・ハルスケ ShIII 160hp×1
  • 最大速度:180km/h
  • 実用上限高度:8,000m
  • 航続距離:360km
  • 武装
    • 7.7mm機関銃×2
  • 乗員1名

(以上、転載終わり)