モスキートのレストア工場訪問 ①

町工場のような雰囲気漂うモスキートのレストア現場を見学してきました。

モスキートのレストア工場訪問 ①

今年の4月に訪れたモスキートのレストア工場を訪れました。

ニュージーランド国内ではオークランドのアドモア飛行場内にあるAVSPECS社がモスキートのレストレーションではかなり有名なのですが、南島クライストチャーチにも細々と作業を行なっている所があります。Ferrymead Heritage Park内にあるFerrymead Aeronautical SocietyというNPOです。スタッフは合計3〜4名という小所帯でモスキートに2名、ハドソンに1名、その他雑用に1名を割り当てるという感じで作業を行なっています。スタッフの方はそれぞれ月〜金は別の仕事を持っており、週末の10時から16時の時間帯のみ作業場に集まります。

オークランドで初めてモスキートの実機を見て以来、この木製機(というか英国機)に興味を持ち始めたんだけど、クライストチャーチにも静態保存用にモスキートをレストアしている所があると聞いてお邪魔してみることにしました。一般の方も見学はできるのですが、窓を隔てた通路側から部分的な作業を遠目に見られるくらいで、作業場がどんな感じで、そこに保管されている翼や胴体、計器類から発動機に至る部品の数々を近くで観察することは出来ません。

作業場には尾翼、主翼、脚、燃料タンク、発動機等々が所狭しと置かれています。

オークランドのAVSPECS社の作業場はウォーバード協会のマネージャークラスの紹介がないと入れてももらえないし写真撮影も許可制(フレーム部分の撮影は厳禁)で現場にはもの凄い緊張感が漂っていたんだけど、ここは全く正反対でスタッフの人のノリが超ユルい。(笑)

僕:「あのぉ・・・、写真とか動画とか撮ってもいいですかね〜?」

オヤジ:「(鼻歌まじりで)えっ なんだって?写真・・・?んなもん、好きなだけ撮ってくれていいよ!足元には気をつけなよ、この間はスタッフが転んでケガしたからな、ははは」

ユルい。そして何と居心地の良い空間なのだ。(笑)

隅っこに椅子もってきてコーヒー飲みながらこの作業風景を延々と眺めていたい気分。こういうの好きな人多いだろうなぁと思ってツイッターに投稿してみたら反応良かったなぁ〜😙

体験飛行&モスキートレストア工場見学ツアーとか本気でやってみようかな?

ツアー料金の一部をここに寄付すれば、スタッフさんもそのお金で部品や工具購入できたりするし、作業が捗ることで10年も待たずにモスキートが見られる!そして、うちもお客さんに来て頂ける・・・ウィンウィンじゃないか!(笑)

一応、冗談のような本当のようなノリで実現に向けて少しずつ話は進んでおります。😉

ラジオから流れてくるメロディーに合わせて鼻歌まじりに作業するオヤジさん。

この作業場の広報っぽい若いお兄さん、アレックス君も飛行機好きでとにかく話が止まらない・・・^^;

色々と話を聞いてると、このモスキートのレストア作業には今年で丸々10年が費やされているそうで、資金次第では早ければ5年、そうでなければレストア完了まで軽く10年はかかるだろうね、とのことでした。

合計20年の歳月・・・。大企業からのスポンサーがあるわけでもないし、入場料金と寄付金だけでよく20年もやっていけるなぁと感心してしまった。😮

コクピット内。ここにはまだ手が入ってないようです。
翼根もこの通り。机上では木造機というのは知ってるけれども、実際に見るとなんか感動してしまいます。
モスキートに囲まれた職場。まさに極楽。
ホワイトボードに何かを図解で説明してる、その右端に「yup yup(そうだね、そうだね)」とうなずく馬を落書きしてるところに、この作業場の雰囲気のユルさが伝わってきます。
木工用の工作機。モスキートならでは。

モスキートのオリジナルの計器版。アレックス君が満面の笑みで「これ、最近イギリスから届いたやつなんだけど見てみる?」と言いながら持ってきました。(笑)


それでは今日はこの辺で〜

(^^)/~~~