スピットファイア&P-51マスタング体験飛行&撮影 ④

ウォーバード協会の第三格納庫で複座スピットファイアとご対面!

スピットファイア&P-51マスタング体験飛行&撮影 ④

8月24日(土)

1400 第一、二格納庫の見学も終わり、いよいよスピットファイアが格納されている第三格納庫へと移動します。通常、一般のお客さんはこの第三格納庫に入ることは出来ません。今回はT様が体験飛行されるのと、それに合わせてT-6で空撮を行うこともあり、ウォーバード協会からの全面的なサポートがあり実現することが出来たのでした。

格納庫の扉を開けたそこにはヨーロッパ戦線を生き抜いたスピットファイアが・・・圧倒的な存在感にしばし呆然のT様と佐々木カメラマン。


第三格納庫のスピットファイア。右は協会が用意してくれた送迎車のジープ。


SPITFIRE TR.9 MK IX MH367について

体験飛行で使用されるスピットファイア(MH367)は1943年7月に英国キャッスル・ブロンウィッチにて生産され、当初はロールスロイス製マリーン61エンジンを搭載されたMk.IX型になります。

1943年7月5日イギリス空軍第65飛行中隊に配属されYT-Cというコードネームを与えられ、その約一ヶ月後の1943年8月15日にMH367は最初の任務につきます。1944年9月3日、第65飛行中隊から第229飛行中隊に配置転換され、この飛行中隊ではマーケット・ガーデンを含む28の作戦に従事。同年12月、第229飛行中隊のスピットファイアXVI型機への移行を機に、MH367はチェコスロバキアにある第312飛行中隊へと配属されDU-Zという新しいコードネームを与えられます。第312飛行中隊では主にランカスター爆撃機のエスコートを努め、モントゴメリー将軍により発動されたヴァ-シティー作戦においても空挺部隊として作戦に参加。戦闘機としての最後の任務は1945年4月18日のランカスターによるヘルゴランド島爆撃のエスコートでした。

終戦後、MH367はマリーン63型エンジンに換装されてエアサービストレーニングへ配属となります。1947年、今度はエンパイアセントラル航空学校にて訓練機としての任務につきますが、翌年1948年に着陸時の事故によってチッペンハムのスクラップヤードに放棄されるに至ります。40年後、フロリダ在住の英国人ピーター・ゴッドファーリー氏によって、練習用複座機(TR 9)として改造された20機のうちの1機ML417の部品も使用して複座機としてレストアされました。レストア後の初フライトは2006年11月でした。

2007年12月、ニュージーランドウォーバード協会が購入。2008年5月21日、ニュージーランドにて初飛行、現在に至ります。機体はRoyal Air ForceのNZエースパイロットとして活躍したColin Falkland Gray(コリン・フォークランド・グレイ、ニュージーランド・クライストチャーチ出身)搭乗機カラーに塗装されています。

ニュージーランド、オーストラリアにはそれぞれ3機の飛行可能なスピットファイアが現存していますが、複座機はここでしかお目にかかれません。ご本家のイギリスでも数機飛んでいるようですが、複座席のキャノピーの形状に関しては断然この機体の方がカッコいいです!

という訳で2機の複座スピットファイアを比較してみました。

イギリスの複座スピットファイア。コクピット周りに関してはスピットファイアの美しさが台無し・・・。
複座席のキャノピーの処理が素晴らしい!
ウォーバード協会のボランティアのお兄さん。我々飛行機オタからの質問にもパーフェクトに回答してくれました。(笑)

早速、協会のボランティアスタッフがスピットファイアに関する蘊蓄を披露し始めました。同伴していた整備士のオヤジさんが時々「それは○○じゃねーか?」とか「まぁ、そうとも言えるが本当は××なんだなー」と茶々を入れてきます。(笑)

搭乗予定のT様は英語ができることもあり、ボランティアのお兄さんは休む間も無くT様に話しかけ、延々とスピットファイアの解説をしています。その間、佐々木カメラマンとアシスタントの方は機体周りの撮影に励みます。

空撮を担当して頂いた佐々木カメラマン。若干にやけ顔になっていますw・・・いや、でもスピットファイアの操縦席に乗って笑みが溢れない人がいるだろうか??


今日はこの辺で。

まだまだ写真もたくさんあるので次回ブログで掲載しますね。写真だけ見たい方はFacebookページにもアルバムを作ってありますので、是非そちらも見てくださいね!

前のお話はこちら→スピットファイア&P-51マスタング体験飛行&撮影 ③

つづきはこちら→スピットファイア&P-51マスタング体験飛行&撮影 ⑤


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